- 2023/10/18 掲載
米新興EVルーシッド、第3四半期の生産低調 株価が急落
[17日 ロイター] - 米新興電気自動車(EV)メーカー、ルーシッド・グループは17日、第3・四半期(7─9月期)の生産台数が1550台で、前期の2173台から30%近く減ったと発表した。
1万台としている今年の生産台数目標の達成は困難との見方が広がり、この日の株式市場でルーシッドの株価は3.5%余り急落した。同社は米EV大手テスラが仕掛けた価格競争の影響をまともに受けるのではないかとの懸念から、時価総額が今年に入り2割超減少している。
ルーシッドは、それまでサプライチェーン(供給網)のボトルネックに苦しんだにもかかわらず、8月には十分な在庫があって、生産能力は制約にならないとして、今年の生産台数目標を据え置いた。しかし第3・四半期の生産が低調だったため、今年の生産台数を1万台とするためには第4・四半期に4000台程度を生産する必要があり、目標の達成は難しいと受け止められた。
ルーシッドは8月に一部で大幅な値下げも打ち出したが、それでも最低価格帯のセダン「エア・ピュア」の今月の販売価格はテスラのセダン「モデルS」を上回っている。
ルーシッドは11月7日の株式市場の取引終了後に第3・四半期決算を発表する。
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