- 2023/10/19 掲載
長期金利がこれ以上大きく上昇すれば、経済活動に下押し圧力も=全銀協会長
[東京 19日 ロイター] - 全国銀行協会の加藤勝彦会長(みずほ銀行頭取)は19日の会見で、じりじりと上昇している長期金利について「日本経済への影響は大きくない」と述べた。ただ、仮に、これ以上大きく上昇した場合、「借り入れの利払い費の増加、円高に伴う輸出採算悪化を通じて経済活動に下押し圧力が生じる可能性がある」と懸念を示した。
また、1ドル=150円をうかがう円安水準にある為替相場については、プラス面とマイナス面の両面があると指摘。プラス面としては、輸出企業の採算面の改善、インバウンド需要の増加がある一方で、マイナス面は家計負担増があるとした。特に家計負担増により節約志向が高まり、個人消費が下押しとなる可能性には「十分注意が必要」とした。
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