- 2023/10/25 掲載
エクソンなどの同業買収、石油の必要性示す=サウジ・エネ相
[リヤド 24日 ロイター] - サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は24日、米石油大手エクソンモービルとシェブロンによる最近の同業買収に言及し、石油やガスが依然として必要であることを示すと指摘した。
首都リヤドで開幕した国際投資会議「未来投資イニシアチブ(FII)」で「エクソンとシェブロンは座礁資産を取得したいから買ったのではない」と述べ、この2つの買収は最良のタイミングで行われたという見解を示した。
シェブロンは23日、同業ヘスを530億ドルで買収すると発表。エクソンは11日、シェール大手パイオニア・ナチュラル・リソーシズを595億ドルで買収すると発表した。
これらの取引は環境保護主義者らから批判されている。
アブドルアジズ氏はエネルギー転換には石油化学製品を含む炭化水素が必要だと述べた。
サウジは2027年までに石油生産能力を日量100万バレル増の1300万バレルに引き上げるため多額の投資を行っている。
同氏は「座礁資産を作るために投資しているのではない」とし、生産拡大に対する需要がないと考えれば、生産能力増強に投資しなかっただろうと指摘した。
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