- 2023/10/25 掲載
ユーロ圏企業向け融資、9月は15年以来の低い伸び 景気後退懸念強まる
前月の0.7%増から鈍化した。
ユーロ圏の景気後退懸念が一段と強まった。ここ数週間発表された鉱工業生産や購買担当者景気指数(PMI)などはユーロ圏経済の停滞や縮小を示唆。外需低迷、消費者の警戒感、高金利が重しとなっている。
ただ、新規融資の月間のフローはプラス140億ユーロと、前月のマイナス199億ユーロから改善した。
家計向け融資は0.8%増。前月の1.0%増から鈍化した。月間のフローはプラス45億ユーロ。
ECBの調査によると、域内銀行は第4・四半期に企業向け融資を一段と抑制する計画。融資需要の減少も予想している。
9月のマネーサプライM3は前年比1.2%減。前月は1.3%減、ロイターがまとめた市場予想は1.7%減だった。
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