- 2023/10/27 掲載
豪政府系ファンド、1年間のリターン目標未達 低下傾向続く見通し
世界的にさらなる金融政策引き締めが進む可能性があるとして、実質リターンはここ数十年と比較すると低下傾向が続くと警告した。
7─9月期のリターンは0.5%のマイナスとなった。
運用額約2050億豪ドル(1300億米ドル)の同ファンドを率いるピーター・コステロ氏は「投資市場は株価下落と長期金利上昇見通しという厳しい局面を迎えている」と指摘。先進国は新型コロナウイルスパンデミック(世界的大流行)期に積み上がった貯蓄のおかげで利上げに対する耐性を示しているが、高インフレがさらなる利上げを強いる可能性があると述べた。
その上で、リスクとリターン目標のバランスを取るため、ポートフォリオのポジションで「慎重なアプローチ」を取る必要が出てくるだろうと述べた。
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