- 2023/11/01 掲載
三菱自、米陪審が9.77億ドル支払い評決 シートベルト巡る訴訟で
[31日 ロイター] - 米ペンシルベニア州フィラデルフィア一般訴訟裁判所の陪審は10月30日、三菱自動車に対し、横転事故を起こした際にシートベルトの欠陥が原因で四肢まひになったと訴えていた男性(58)とその妻に約9億7700万ドルの損害賠償を支払うよう命じる評決を下した。原告側代理人が明らかにした。
内訳は1億7655万1384ドルの補償的損害賠償と8億ドルの懲罰的損害賠償という。
三菱自は評決に失望しており、控訴すると表明した。
男性は2017年11月11日、同州バッキンガムタウンシップで1992年モデルの三菱3000GTを運転していた際、他の車を避けようとしてコントロールを失う事故を起こした。シートベルトを着用していた。
原告側は、シートベルトの設計に欠陥があり、衝突時に4インチのたるみが解放されたため、車の天井に頭をぶつけたと訴えていた。
一方、ミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカは声明文を出し、自社の車は路上で最上級の安全性を持っており、「その事実を証明する賞を複数受賞している」と強調した。
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