• 2023/11/07 掲載

米銀の融資基準厳格化ペースやや減速、資金需要は幅広く落ち込む=FRB調査

ロイター

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Howard Schneider

[ワシントン 6日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が6日発表した第3・四半期の上級銀行融資担当者調査(SLOOS)によると、銀行の融資基準厳格化ペースが第2・四半期から幾分減速したものの、資金需要は幅広く落ち込んだことが分かった。

第2・四半期に融資基準を厳格化した銀行は全体の半数以上だったが、第3・四半期にさらに厳しくしたと答えた割合は35%で、およそ62%は基準を据え置いた。また1行だけは、基準をやや緩めたと回答した。

融資基準を変更した理由については、実体経済や自行の財務状況に対する懸念を挙げた割合が減り、リスク許容度低下とローン債権が売却できにくくなった点を指摘する声が増えた。

資金需要に関しては、住宅ローンの需要がある程度、ないし大幅に減ったとの回答は第2・四半期の43%から60%に上昇。背景には、FRBの急激な利上げに伴って、住宅ローン金利が跳ね上がった影響などがある。

年間売上高が5000万ドル未満の企業の間で借り入れ需要が減ったと答えた銀行は全体の半分を超えた。一方、大企業の借り入れ需要減退を報告した割合は第2・四半期の60%弱から39%前後に下がった。

JPモルガンのエコノミスト、ダニエル・シルバー氏は今回の調査について、融資基準の厳格化と主な各ローンにおける資金需要の減少傾向は続いており、経済成長が鈍化するはずだという見方に沿った内容だと指摘した。

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