- 2023/11/08 掲載
FRBのボウマン理事、追加利上げ必要と予想
会合向けの準備原稿で「インフレの進展が停滞している、あるいはインフレ率を適時に2%に戻すには不十分であることを示すデータが入手されれば、今後の会合でフェデラル・ファンド(FF)金利の引き上げを支持することに変わりはない」と指摘。政策金利は「制約的であるように見える」とし、長期債利回りの上昇に言及した一方、状況が変われば変動性が高まるとし、金融情勢の逼迫が経済活動やインフレにどのような影響を与えるかは「まだわからない」とした。
同時に、インフレ率についてはかなりの進展があったが、依然として高水準であり、サービスインフレは頑強で、エネルギー価格の上昇がこれまでの進展を台無しにする危険性があると言及。FRBの利上げにもかかわらず、経済は堅調に推移しているが、データの頻繁かつ大幅な修正が状況の追跡を困難にしているとした。
「インフレ率を適時に目標の2%に引き下げるためにはFF金利をさらに引き上げる必要があると引き続き予想しているが、入手される情報とそれが見通しに与える影響を評価し続ける中でFF金利の誘導目標レンジを現行水準に維持するという先週のFOMCの決定を支持した」とした。
PR
PR
PR