• 2023/11/08 掲載

ルノーと?産の新連合契約が発効、当局が全承認 株式15%相互保有

ロイター

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Maki Shiraki

[東京 8日 ロイター] - 仏ルノーグループと?産自動車は8日、新たなアライアンス(企業連合)契約が発効したと発表した。株式15%の相互保有など両社が交わした最終契約の内容について、全ての必要な規制当局の承認を得た。

新たな契約内容を巡っては、両社は今年2月に合意、7月に最終契約の締結を完了したことを公表。対等な資本構成の見直しのほか、ラテンアメリカやインド、欧州での協業などを推進する。

資本構成の見直しに関しては、ルノーによる日産への出資を43.4%から15%に下げ、日産のルノーへの出資は15%を維持する。両社とも株式に付随する15%の議決権を自由に行使できる。

ルノーの日産株28.4%分はフランスの信託会社に預け、一部の例外を除いて同株式の議決権は中立的に行使される。ルノーが日産株を売却する際は日産の承認が必要となり、日産が筆頭の売却候補となる。売却までの間、ルノーは経済的権利である配当金と売却代金収入が維持される。

新たな契約の発効を受け、アライアンスのジャンドミニク・スナール会長はリリースで、三菱自動車を含む3社連合にとって「極めて重要な一歩」とし、全てのステークホルダー(利害関係者)に「価値を創造する公正で長期的かつ効果的な新たなパートナーシップの基盤」と指摘した。

日産の内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)は、電動化などの同社の事業戦略を支える上で「新たな成長機会を追求することが可能になり、結果としてアライアンス全体の価値を高めることにつながる」とした。

ルノーのルカ・デメオCEOは、欧州やインドでの協業は「各社に何億ユーロに上る価値を生み出す」などと評価。「日産株の収益化の可能性を背景に、資本配分方針にさらなる柔軟性をもたらす」とも指摘した。

また、ルノーの電気自動車(EV)新会社に日産が最大6億ユーロ、三菱自が最大2億ユーロを出資することが決まり、デメオ氏は歓迎の意を示した。

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