- 2023/11/08 掲載
携帯大手、2社増益=法人向け好調―9月中間
NTTドコモなど携帯電話大手3社の2023年9月中間連結決算(国際会計基準)が8日、出そろった。個人向けの通信事業は料金引き下げの影響が残ったが、法人向けのデジタル化支援などに支えられ、各社とも売上高と営業利益が前年を上回った。純利益は、ソフトバンクとKDDIの2社が増益だった。
ソフトバンクは「LINE」「ヤフー」などメディア事業の広告が好調だった。有価証券評価損などを計上した前年の反動もあり、純利益は3割近く拡大した。
KDDIも増益を確保した。料金引き下げの影響で減少傾向が続いていた1人当たりの通信収入が7~9月期に反転した。クレジットカードなどの金融事業も好調だった。
ドコモは純利益が減益。会員数が9000万人を超える「dポイントクラブ」を活用したマーケティング事業は伸びたが、中小企業への営業強化や新サービス開発などの先行投資が響いた。
【時事通信社】
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