- 2023/11/09 掲載
海外勢、10月は3カ月連続で新興国証券売り越し=IIF
[ニューヨーク 8日 ロイター] - 国際金融協会(IIF)が8日発表した月間証券投資動向によると、10月は海外勢が新興国市場の証券を3カ月連続で売り越した。
売越額は34億ドルで、内訳は株式が172億ドルの流出、債券が138億ドルの流入だった。前月は全体で137億ドルの売り越し、昨年10月は91億ドルの買い越しだった。
中国を除く新興国株式は97億ドルの資金流出と、約1年ぶりの大幅な売り越しだった。中国を除く新興国債券には205億ドルが流入、前月の7倍超に膨らんだ。4カ月連続の資金流入となった。
中国株は75億ドル、中国債券は67億ドルがそれぞれ流出した。
IIFのエコノミスト、ジョナサン・フォータム氏は、金利上昇が引き続き一部の新興国債券の重荷となっているが、米経済のより堅調な見通しと予想より速いペースのディスインフレが今後数カ月内にプラスに働くと予想した。
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