- 2023/11/09 掲載
米GM傘下のクルーズ、歩行者事故受け自動運転車950台リコール
[ワシントン 8日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の自動運転部門クルーズは、同社の無人タクシーが関与する事故の発生に関連して、全米で自動運転車950台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。リコールの規模は今後広がる可能性があるという。
米運輸省道路交通安全局(NHTSA)が8日公表した通知によると、リコールの理由はクルーズ自動運転システム(ADA)のソフトウエアの衝突を検知するサブシステムが衝突後に不適切な反応を起こす可能性があるため。
クルーズの無人タクシーは10月にサンフランシスコで、ひき逃げされて隣の車線に投げ出された歩行者を避けられず、再度ひいてしまう事故を起こした。
カリフォルニア州の規制当局がクルーズの自動運転車は一般市民にとって危険であるとして営業許可を停止したことを受け、同社は先月、全米での無人タクシー事業を中止すると発表。さらに今月6日には自動運転車「クルーズ・オリジン」の生産を一時的に停止する方針を示した。
メアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は6月、クルーズの年間売上高が2030年までに500億ドルに達するとの見通しを改めて示した。クルーズは第3・四半期に7億ドル超の赤字を計上している。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR