- 2023/11/10 掲載
追加利上げ必要かなお不明、FRBの仕事終わっていない=リッチモンド連銀総裁
バーキン総裁はMNIウェブキャスト向けの発言で「これまでの全ての引き締めが最終的に経済に及ぼす影響は今後より厳しくなる見通しで、一定の景気後退を予想している」と語った。その上で、FRBのさらなる行動が必要となるかどうかは「依然として不透明だ。そのため、前回の会合で金利据え置きを支持した」と述べた。
経済が減速しているのは明白で、FRBが引き締めでやり過ぎと不足の狭間で「紙一重の道を歩む」必要があるとし、抑制的な金利と金融状況の逼迫を踏まえ、需要を巡る状況やインフレ動向に関する異なる見方を見極める時間があるという見解を示した。
インフレが順調に2%に向け低下するとはまだ確信していないとしつつも、労働力の需要と供給のバランスが改善し、サプライチェーンの問題が修復するにつれ、「FRBの一段の支援なしに、かつ需要に過度に打撃を与えることなく、インフレはおそらく目標に戻る可能性がある」と述べた。
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