- 2023/11/10 掲載
バイデン氏、トヨタとテスラの労働者に対するUAWの組織化を支持
[ベルビデール(米イリノイ州) 9日 ロイター] - バイデン米大統領は9日、全米自動車労働組合(UAW)がトヨタ自動車とテスラの労働者を組織化する取り組みを後押しする姿勢を表明した。
バイデン氏は、UAW加入労働者向けの集会で、UAWが米大手自動車3社(ビッグスリー)とこのほど大幅な賃上げを含めた新たな労働協約に暫定合意したことを祝福し、「私はこのような協約を全ての自動車産業労働者に広げたい」と語った。
またこれに先立ちバイデン氏は記者団に、トヨタとテスラの労働者をUAWが組織化することを「絶対的に」支持すると語った。
トヨタは声明で、同社労働者の「士気を高めて」生産性を向上させたいと述べた上で、「組合組織化は最終的にわれわれのチームメンバーが決めることだ」との見解を示した。
テスラはバイデン氏の発言に対するコメント要請に回答していない。
労組結成問題では近年、バイデン氏とテスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の間であつれきが生じている。
UAWは、マスク氏が2018年に同社従業員が労組に加入すればストックオプション(自社株購入権)を失うとツイートしたことに対し、労組結成の妨害だと全米労働関係委員会(NLRB)に苦情を申し立て、NLRBがツイートの削除を命じた経緯もある。
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