• 2023/11/10 掲載

カナダ中銀上級副総裁、高金利局面に備えるよう警告

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Steve Scherer David Ljunggren

[オタワ 9日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)のキャロライン・ロジャース上級副総裁は9日、バンクーバーで開かれた金融関係者の会合で講演し、同国の超低金利時代は終了した公算が大きいと指摘、企業と家計は借り入れコストが近年よりも高くなる局面に備えるべきだと警告した。

カナダ中銀の政策金利はパンデミック期間の大半は0.25%だったが、中銀はインフレを抑制するため昨年3月から今年7月にかけて計10回の利上げを実施。政策金利は現在、22年ぶりの高水準である5.0%となっている。

ロジャース氏は「人々が慣れていた水準よりも金利が恒常的に高くなる局面が、予想し難いわけではない」と指摘。「金利が過去15年間よりも高くなるかもしれない将来に対して、先を見越して調整しておくことの重要性を強調」したいと述べた。

さらに同氏は「一部の家計は既に、既存債務への対応がより困難になったと実感しており、クレジットカードや自動車ローン、無担保融資の延滞率はパンデミック前の水準に戻ったか、その水準を若干上回っている」と説明した。

カナダ中銀は8日、政策金利の据え置きを決めた10月25日の理事会の議事要旨を公表した。それによると、一部メンバーは追加利上げが必要になる可能性を指摘した。

だがエコノミストは、中銀が早ければ来年4月にも利下げを開始すると予想している。

ロジャース氏は聴衆からの質問に「われわれはまだ、利下げについては協議していない」と回答。「インフレが目標へ向けた軌道にしっかりと乗っていることを見極める必要がある」と主張した。

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