- 2023/11/10 掲載
ペルー中銀が0.25%利下げ、景気後退からの脱却支援
[リマ 9日 ロイター] - ペルー中央銀行は9日、政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げて7.00%とした。利下げは3会合連続で、景気後退からの脱却を支援する取り組みの一環。
ただ中銀は声明で、今回の決定が継続的な利下げサイクル入りを示すものではないと指摘。今後の政策金利調整は「インフレに関する新たな情報と、その決定要素を条件として」判断すると説明した。
ペルーの物価上昇率(前年比)は10月に過去2年余りで最も低い4.34%に減速。一方で同国はエルニーニョの悪影響や低調な民間投資、これまでの社会紛争による影響で、今年景気後退に陥った。
中銀は声明で、物価下振れ基調は今後も続くと予想しており、消費者物価指数の平均上昇率は来年の序盤に中銀目標の2%を中心とする上下1%ポイントの範囲内に収まる見通しだ。
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