- 2023/11/10 掲載
午後3時のドルは151円前半、1週間半ぶり高値圏で介入警戒
[東京 10日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準とほぼ変わらずの151円前半で取引されている。一時151.40円と1週間半ぶり高値を付ける場面もあったが、円買い介入への警戒感から上昇は限られた。
ドルは151円前半で売買が交錯する展開が続いた。昨秋に円買い介入が行われた151円後半が近づき、上値を買い上がる動きが手控えられる一方、ドルの下値では金利差狙いの買いが入り、値動きが鈍ったという。
市場では「前回151円後半へ上昇した際、神田真人財務官が介入を『スタンバイ』していると、強いトーンでけん制した。151円半ばから後半は、踏み込んでドルを買いづらい」(上田東短フォレックスの営業企画室室長、阪井勇蔵氏)との声が出ていた。
ドルは対円でこそ151円前半と、米連邦公開市場委員会(FOMC)前の水準へ切り返したものの、対ユーロでは1.06ドル半ばと1日の高値1.05ドル前半に遠く及ばない。一方で、ユーロ/円は15年ぶり高値圏の161円台で底堅い動きを続けており、円安圧力の強さが浮き彫りとなってきた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 151.39/151.40 1.0667/1.0671 161.51/161.55
午前9時現在 151.34/151.36 1.0665/1.0669 161.42/161.46
NY午後5時 151.33/151.36 1.0666/1.0670 161.44/161.48
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