- 2023/11/10 掲載
田淵義久氏死去、91歳=元野村証券社長
野村証券(現野村ホールディングス)社長を務めた田淵義久(たぶち・よしひさ)氏が8日、肺炎のため死去した。91歳だった。岡山県出身。葬儀は近親者で行うが、日程は非公表。
早大卒業後、1956年野村証券に入社。取締役、副社長などを経て85年に社長に就いた。
87年9月期に経常利益がトヨタ自動車を上回る国内最大の4937億円を記録し、証券業界で「ガリバー」と呼ばれる地位を固めた。89年末に日経平均株価が史上最高値の3万8915円を付けるなど東京市場が世界的に注目されたバブル期に経営を担った。
国際派経営者としても知られる。また、血縁関係はないが同じ名字の前任社長、田淵節也氏のニックネーム「大タブ」にちなみ「小タブ」とも称された。
【時事通信社】 〔写真説明〕衆院予算委員会での参考人招致に臨む田淵義久氏=1997年6月、国会内
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