- 2023/11/14 掲載
米消費者のインフレ期待に軟化の兆し=NY連銀10月調査
[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀が13日発表した10月の消費者調査によると、将来のガソリン価格上昇予測が高まったにもかかわらず、インフレ期待に軟化の兆しがみられた。
1年先のインフレ期待は3.6%と、前月の3.7%から低下した。3年先のインフレ期待は3%で前月と変わらず。5年先のインフレ期待は2.7%と、前月の2.8%から低下した。
住宅価格の予想上昇率は歴史的な低水準となる3%にとどまる一方、将来のガソリン価格の予想上昇率は5%に上昇した。前月は4.8%だった。
雇用市場の見通しはほとんど変化がなかった。来年の失業率上昇を予想する人は減少したが、今後12カ月の間に職を失うと予想する人はわずかに増加した。
10月の予想消費支出は5.3%で、1年前の7%を引き続き大きく下回る水準となった。家計所得の予想上昇率は3.1%だった。前月は3%だった。
個人的な財政状況に対しては、現況に改善が見られる一方、1年後については「まちまち」となった。
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