- 2023/11/14 掲載
全米自動車労組、非組合労働者を積極的に組織化へ=議会証言原稿
[ワシントン 13日 ロイター] - 全米自動車労働組合(UAW)のショーン・フェイン委員長は14日に開かれる上院委員会の公聴会で、労組を持たない国内の自動車工場を積極的に組織化する考えを表明する見通し。
米上院保健・教育・労働・年金委員会向けの証言原稿によると、フェイン氏は労組を持たない自動車メーカーについて、「何十年もの間、恐怖や不確実性、分裂を使って組合をつくる動きを阻止してきた」とし、「そのような時代は終わったと約束する。われわれはかつてないほど組織化を進めるつもりだ」と表明する。
UAWは何十年も外資系自動車メーカーの工場に組合を組織化しようとし、失敗してきた。
韓国の現代自動車は13日、米工場の非組合労働者の賃金を2028年までに25%引き上げると明らかにした。
UAWが米ゼネラル・モーターズ(GM)など米大手自動車3社(ビッグスリー)から大幅賃上げを勝ち取ったことを受け、トヨタ自動車 やホンダなどのメーカーも賃上げに踏み切っている。
バイデン米大統領は先週イリノイ州を訪問した際、米電気自動車(EV)大手テスラとトヨタの労働者を組織化するUAWの取り組みを支持すると述べた。
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