- 2023/11/14 掲載
米利下げは来年第4四半期に、経済強く=ゴールドマン
[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスのエコノミストは、予想以上に強い米経済成長がリセッション(景気後退)回避につながっているとして米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始は来年の第4・四半期になるとの見方を示した。
ゴールドマンのデビッド・メリクル氏とエコノミクスチームは12日付のリサーチノートで、米経済は今年に入りこれまでリセッション懸念を覆し、「ソフトランディング(軟着陸)に向けて大きく前進してきた」と指摘した。
同社は今後12カ月間にリセッション入りする確率について、コンセンサス予想の48%に対し、「歴史的平均」の15%を見込んでいる。2024年の成長率予想は2.1%。
同社のエコノミストらはインフレが目標に戻る条件は整ったとし、「インフレとの戦いにおける困難な部分は終わったようだ」と述べた。
ゴールドマンは主要なインフレ指標が2.5%を下回れば、24年第4・四半期に利下げが開始されると予想。
その後、四半期ごとに25ベーシスポイント(bp)の利下げが行われ、26年第2・四半期に3.5─3.75%と「前回サイクルよりも高い均衡金利」になる見込みとした。
LSEGのデータによると、トレーダーは24年半ばに利下げが開始されると予想している。
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