- 2023/11/17 掲載
経済が緩やかに回復している姿は継続=7―9月マイナス成長で日銀総裁
Takahiko Wada
[東京 17日 ロイター] - 日銀の植田和男総裁は17日、衆院財務金融委員会で、7―9月期の実質国内総生産(GDP)が3四半期ぶりのマイナス成長になったことについて「経済が緩やかに回復しているという姿は継続している」と述べた。道下大樹委員(立憲)の質問に答えた。
植田総裁は、円安の影響を含めた輸入物価上昇に起因する物価高が家計や中小企業に負担をもたらしていることは「十分認識している」と述べた。その上で「中小企業にも収益が広がり、賃上げの動きが広がっていく状況を支えるために粘り強く金融緩和を継続している」と説明した。
物価目標の持続的・安定的な実現が見通せる状況になれば金融緩和を修正するが、その時期は「現時点で確定的なことを申し上げることはできない」とした。
(和田崇彦)
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