- 2023/11/17 掲載
米メーシーズ、8─10月期は利益が予想超え 在庫圧縮が奏功
[16日 ロイター] - 米百貨店大手メーシーズが16日発表した第3・四半期(8─10月)決算は、特殊要因を除いた純利益が5900万ドル(1株当たり0.21ドル)となり、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の収支トントンを上回った。在庫圧縮と好調な化粧品需要が収益を支えた。
純売上高は前年同期比7.1%減の48億6000万ドルで、6四半期連続の減収となった。アナリスト予想平均は7.9%減だった。
メーシーズは、在庫を昨年の高水準から圧縮する取り組みが年末商戦を前に奏功し始めた。ジェフ・ジェネット最高経営責任者(CEO)は声明で、同社は「健全な在庫水準で年末商戦に突入する」と表明した。
同社の在庫は前年同期比で6%、2019年比で17%それぞれ減少した。
第3・四半期の粗利益率は、メーシーズブランドの値引き販売の縮小と輸送費の低下が追い風となり、160ベーシスポイント(bp)改善した。
次期CEOに内定しているトニー・スプリング氏は年末商戦に向けた先行きについて、顧客は引き続き圧力を受けており、支出に慎重になっているとの見方を示した。
通期の調整後1株利益の見通しについては2.88─3.13ドルと、前回予想からレンジの下限を引き上げた。この中間値はアナリスト予想を上回った。
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