- 2023/11/17 掲載
午後3時のドルは150円半ば、米金利低下でも下値に買い
[東京 17日 ロイター] -
午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤とほぼ変わらずの150円半ばで取引されている。アジア時間の取引で米10年債利回りは低下基調だったものの、ドルの下値では押し目買いが集まった。
ドルは150円半ばで下げ渋る展開が続いた。米10年債利回りは4.43%付近と2カ月ぶり低水準に再び迫ったが、ドル/円の「下落局面ではすかさず押し目買いが入る。参加者の多くはまだ上(ドル高/円安)を見ている」(トレイダーズ証券市場部長の井口喜雄氏)という。
クロス円の下げも一服。ユーロは163円半ば、豪ドルは97円半ば、英ポンドは186円後半で一進一退が続いた。円は今週に入り、対ユーロで164円と15年ぶり、対豪ドルで98円台と9年ぶり、対英ポンドで188円台と8年ぶり安値を更新していた。
市場では、米金利がこのまま低下基調をたどるのか、再び切り返すのかが大きな関心を集めている。その結果次第で「ドルは150円を割り込む可能性も、152円を再び目指す展開もあり得る」(国内証券アナリスト)という。
来週は米国で11月連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録や耐久財受注の発表を控えているが、23日は日米ともに祝日で休場となる。動意が薄れる可能性を指摘する声が出ていた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 150.62/150.65 1.0851/1.0855 163.48/163.49
午前9時現在 150.70/150.71 1.0851/1.0855 163.55/163.56
NY午後5時 150.72/150.73 1.0850/1.0854 163.54/163.58
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