• 2023/11/20 掲載

中国人民銀、最優遇貸出金利を据え置き 予想通り

ロイター

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[上海/シンガポール 20日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は20日、銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)を市場の予想通り据え置いた。

人民元安が引き続き追加金融緩和の制約になっているほか、当局者はこれまでの刺激策による信用需要への影響を見極めようとしている。

最近の経済指標は鉱工業生産や小売売上高が予想を上回る一方でデフレが加速し、不動産市場が早期に回復する兆しも乏しいなど、まだら模様の景気回復を示している。

経済には依然として政策支援が必要だが、金融緩和を拡大すれば人民元に下落圧力がかかる。

人民銀は1年物LPRを3.45%、5年物は4.20%にそれぞれ据え置いた。

ロイターが市場関係者26人に先週実施した調査では、全員が1年物と5年物の据え置きを予想していた。

中国の新規・既存融資は主に1年物LPRに基づいており、5年物LPRは住宅ローン金利に影響する。

人民銀は先週、1年物中期貸出制度(MLF)融資の金利を据え置いていた。MLF金利は1年物LPRの指針として機能している。

キャピタル・エコノミクスの中国経済責任者、ジュリアン・エバンスプリチャード氏は「当局者は指標金利にさらなる変更を加える前に、既存住宅ローン契約の最近のリプライシングによる影響を評価する時間をさらに得たいと考えている可能性がある」と述べた。

一方で「経済の勢いが弱く、人民元に対する下落圧力が反転しつつある中、そう遠くないうちに金利引き下げが行われる」との見方を示し、来年第1・四半期末に20ベーシスポイント(bp)の引き下げを見込んだ。

人民元は9月時点で一時、対ドルで年初来6%超下落していたが、その後下げ幅を幾分縮小している。

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