- 2023/11/20 掲載
午後3時のドルは一時148.68円、1カ月ぶり安値 円買い戻しで
[東京 20日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前週末ニューヨーク市場の終盤からドル安/円高の149円前半で取引されている。米感謝祭を控えた今週は持ち高調整が入りやすいといい、ドルは特段の手がかりに欠く下で一時148.68円まで売られ、1カ月ぶり安値を更新した。
週明けのドル/円は上値の重い展開。序盤は押し目買いが先行して149.99円まで上昇したものの、午後にかけて一転じり安となり、10月11日以来となる安値をつけた。
市場では「今週は注目イベントが少なめで、米国では感謝祭を控えている。週後半にかけて取引量が減少し、値動きも鈍くなる公算が大きく、持ち高調整的な売買が入りやすい」(FX会社)との指摘が出ていた。
米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組状況によると、11月14日時点で円は差し引き13万枚超の売り越しと、2017年11月以来6年ぶり高水準へ達し、円の買い戻しが出やすい状況だった。
円が上昇する場面では、中国人民元の動きも話題となった。上海市場では人民元に買いが集まり、対ドルで約3カ月ぶり高値を付けた。中国人民銀行(中央銀行)が対ドル基準値を大幅な元高方向に設定したことで、輸出業者などのドル売り/元買いが加速したという。
もっとも、その後ドルは緩やかに切り返し、午後3時過ぎには149円前半へ反発した。日本も23日は祝日となるため、積極的な取引に欠く展開が続いたという。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 149.07/149.10 1.0917/1.0921 162.76/162.80
午前9時現在 149.96/149.97 1.0905/1.0906 163.53/163.57
NY午後5時 149.62/149.65 1.0913/1.0916 163.28/163.32
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