• 2023/11/20 掲載

ユーロ圏銀行の株価低迷、長期的に金融安定に悪影響=ECB

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[フランクフルト 20日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は20日、ユーロ圏銀行株のバリュエーションが低いのは、信用リスクや株主配当に対する懸念を反映しているもようで、融資条件厳格化を通じて将来的に与信の伸びを圧迫する可能性が高いと指摘した。

金利上昇を背景に銀行の収益は今年急増しているが、株価は割安な水準に留め置かれている。

ECBは金融安定報告で「これは長期的に金融の安定に悪影響を及ぼす可能性がある。割安に評価されている銀行が必要な時に新たな資本調達をすることが難しくなるとみられるためだ」とし、「弱いバリュエーションは、実体経済への融資条件の厳格化に直結する」と指摘した。

ECBは、銀行が企業の信用リスクの高まりにさらされていること、割安株と認識されていることが、バリュエーション低迷に大きく影響しているとした。

ただその一方で、バリュエーション低迷はファンダメンタルズだけでは説明しきれず、将来の株主配当に関する不確実性の高まりもある程度影響しているとの見方を示した。

ユーロ圏の一部の国は銀行に超過利潤税を課している。ECBは、配当原資が課税されるリスクについて、バリュエーションへの影響は成長株よりも大きいと指摘した。

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