- 2023/11/22 掲載
自工会会長にいすゞ片山会長、トヨタ・ホンダ・日産以外から初
[東京 22日 ロイター] - 日本自動車工業会(自工会)は22日、次期会長としていすゞ自動車会長の片山正則氏が就任する見通しと発表した。2024年に任期満了を迎える豊田章男会長(トヨタ自動車会長)の後任となる。
自工会会長はトヨタ、ホンダ、日産自動車の社長や会長が1期2年交代で務めるのが慣例だった。1967年の自工会設立以来、3社以外から会長が就任するのは初めて。
豊田会長は、商用車メーカーのいすゞの片山氏の選出理由として、トラックドライバーの時間外労働時間に上限が課されることで輸送能力不足などが生じる「2024年問題」をはじめ、「物流・商用車領域は運行管理やエネルギーマネジメントなど未来に向けて皆が協力すべきテーマが多い」と指摘した。
片山氏は現在、自工会副会長を務めている。商用車メーカーが会長ポストを担うことで、100年に1度とされる自動車産業の構造変化に商用車も含めた業界全体で対応する体制で臨む。
豊田氏は18年5月に会長に就任し、異例の3期目として続けていた。自動車産業の大変革期を乗り切るべく、同じリーダーのもとで取り組みたいという声を受け、任期を延長していた。
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