- 2023/11/22 掲載
ハンガリー中銀が0.75%の追加利下げ、インフレ鈍化受け
[ブダペスト 21日 ロイター] - ハンガリー国立銀行(NBH、中央銀行)は21日、主要政策金利を75ベーシスポイント(bp)引き下げ、11.5%とすることを決めた。
政策金利は欧州連合(EU)の加盟国内では最高水準で、政府はインフレ鈍化に伴い一段の金融緩和を求めている。
インフレ率もEU域内で最高水準だが、第1・四半期に付けたピークの25%から、10月には予想を下回る9.9%に減速。中銀は5月以降合計650ベーシスポイント(bp)の利下げを行っている。
ハンガリーやポーランドなど東欧諸国のEU加盟国中銀はインフレ鈍化に利下げで対応してきたが、チェコ国立銀行(中央銀行)はインフレ期待の高さによるリスクを理由に金利引き下げを見合わせている。
ハンガリー中銀も慎重なアプローチを取っており、イスラエルとウクライナでの戦争で地政学リスクが高まる中、金融安定を維持する必要がある一方、来年はインフレをさらに抑制する必要があるとしている。
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