• 2024/04/13 掲載

NY外為市場=円34年ぶり安値更新、中東緊迫化でドル広範に上昇

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
記事をお気に入りリストに登録することができます。
[ニューヨーク 12日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが上昇し、昨年11月以来の高値を付けた。中東情勢緊迫化を背景に安全資産に資金が流入していることに加え、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が後退していることがドルの支援要因になっている。

終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数は0.7%高の106.02。週間ベースの上昇率は2022年9月以来の大きさとなる見込み。

ドルが広範な通貨に対し底堅く上昇する中、円は対ドルで34年ぶりの安値を更新。市場では引き続き政府・日銀による介入が警戒されている。

円は対ドルで一時153.39円と、1990年半ば以来の安値を更新。終盤の取引では153.19円。

鈴木俊一財務相は12日、「行き過ぎた為替の動きにはあらゆるオプションを排除せず適切に対応する」と発言。市場関係者は、これを受け介入警戒感が高まり、円の動きが鈍った可能性があるとの見方を示している。

円は対ドルで週初から0.8%下落。週間ベースで2週間連続で下落した。

中東では、イスラエルによるとみられるシリアのイラン大使館周辺への空爆を受け、イランの報復が近いとの警戒感が高まっている。

ジェフリーズ(ニューヨーク)の外為部門グローバル責任者、ブラッド・ベクテル氏は「地政学的リスクの高まりに加え、米国のインフレに関するタカ派的な経済指標など、ドルを押し上げる要因が重なっている」と指摘。「特に地政学的リスクで市場のボラティリティーが高まっている」と述べた。

ユーロは対ドルで5カ月ぶり安値を更新。欧州中央銀行(ECB)は11日の理事会で、主要政策金利を予想通り据え置いた上で、声明に新たな文言を盛り込み、近く利下げに踏み切る可能性を示唆した。

終盤の取引でユーロ/ドルは0.9%安の1.0637ドル。一時は1.0622ドルと、昨年11月3日以来の安値を付けた。

英ポンド/ドルは0.9%安の1.2445ドル。一時は1.2426ドルと、昨年11月17日以来の水準に下落した。

ドル/円 NY終値 153.28/153.31

始値 153.26

高値 153.31

安値 152.60

ユーロ/ドル NY終値 1.0642/1.0644

始値 1.0646

高値 1.0659

安値 1.0623

関連タグ

あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます