• 2024/04/15 掲載

午前のドルは153円後半に上昇、実需の買いで一段高

ロイター

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Mariko Sakaguchi

[東京 15日 ロイター] - 午前のドルは、前週末のニューヨーク市場終盤(153.28/31円)から上昇し153円後半で推移している。ドルは実需の買いで押し上げられ、一時153.74円付近と34年ぶり高値水準を更新。その後も153円後半で底堅く推移している。

五・十日に伴い仲値にかけては実需の買いが通常よりも入ったとみられ、ドルは上昇。仲値公示後も「ドルを買いそびれていた市場参加者による買いが入り、最後はストップを巻き込んだ」(国内銀の為替セールス担当)とみられ、ドルは153円後半まで上昇した。

また、リスクオフで日経平均株価が大幅下落となる中でも、ユーロや豪ドルなどクロス円が強含んだことも、ドル/円の上昇圧力につながった。「五・十日ということもあり、対円での外貨買いフローが全般的に出ている」(同)という。時間外取引の米長期金利の上昇もドルの支援材料となった。

中東情勢緊迫化を背景としたリスクオフの円高は足元では大きくみられていない。原油高による輸入インフレへの懸念から「円は買われにくい」と、りそな銀行の総合資金部市場トレーディング室、田中春菜氏は指摘する。

一方で、円売りポジションに傾きすぎていることから、「日銀から追加利上げに関してタカ派的な発言などが出れば、ポジション調整が入りやすい地合い」(田中氏)という。

米商品先物取引委員会(CFTC)が13日発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(9日時点)に基づくロイターの集計によると、円の売り持ち(円ショート)は16万2151枚と2007年以来の高水準で、前週の14万3230枚から増加した。

ドルは目先のターゲットとみられていた153.50円を上抜けするなど、じわじわと水準が切り上がっている。政府・日銀による為替介入への警戒感が一段と高まる中、日本当局者による踏み込んだ円安けん制発言が出てくるか注目が集まっている。

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