• 2024/05/10 掲載

英GDP、第1四半期は予想上回る前期比0.6%増 景気後退から脱却

ロイター

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Suban Abdulla David Milliken

[ロンドン 10日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が10日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)は前期比0.6%増と、伸び率は市場予想の0.4%を上回り、2021年第4・四半期以来の大きさとなった。23年下半期の緩やかな景気後退から脱却した。

23年第4・四半期は0.3%減だった。

ハント財務相は「今回の成長率は経済がパンデミック(コロナ大流行)以来初めて完全に健全な状態に戻りつつあることを証明している」と述べた。

イングランド銀行(英中央銀行)は第1・四半期の経済成長率が0.4%になると予測していた。第2・四半期は0.2%に減速すると見込む。

統計発表直後、ポンドは対ドルで上昇した。

3月単月の経済成長率は0.4%。市場予想の0.1%を上回った。小売り、公共交通、運送、医療が好調だった。自動車生産も堅調だったが、建設は低迷が続いた。

3月のGDPは前年同月比0.7%増と、エコノミスト予想の0.3%増を上回った。

英国は依然として、コロナ大流行からの回復が最も遅れている国の一つ。第1・四半期末時点で、同国の経済規模は19年末の水準をわずか1.7%上回るにとどまる。

KPMG・UKのチーフエコノミスト、ヤエル・セルフィン氏は、「短期的な見通しは改善しているものの、生産性の伸びが引き続き弱く雇用水準の拡大余地が縮小していることから、GDP成長率の改善は制約を受ける可能性が高い」と述べた。

第1・四半期の1人当たりGDPは0.4%増と2年ぶりに増加したが、前年同期比では0.7%減少し、生活水準の圧迫と生産性向上に向けた苦闘が浮き彫りになった。

PwCのエコノミスト、ゴラ・スーリ氏は、「1人当たり(GDP)で見れば、英国の家計は過去2年間、生活水準にほとんど意味のある改善がなかったと言える」と指摘した。

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