- 2024/09/04 掲載
仏サービスPMI、8月改定55.0に上昇 五輪で2年余りぶり高水準
パリ五輪に後押しされた。PMIは50を上回れば景況拡大を、下回れば悪化を示す。
ハンブルク商業銀行のエコノミスト、ノルマン・リープケ氏は、五輪に伴う一時的な盛り上がりで「持続可能なレベルではない」と述べた。
雇用創出ペースは4カ月連続で鈍化。新規受注の増加は国内主導で、海外からの新規受注は6カ月連続で減少した。
投入コストのインフレは39カ月ぶりの低水準まで軟化したが、サービス業者はなお料金を引き上げており、産出価格インフレは7月と比べて加速した。「賃金は依然としてコストインフレの主因だ」とリープケ氏。
企業景況感は引き続き抑制的で、政治的不透明感が楽観的な見方を圧迫。受注残は1月以来最速のペースで減少し、企業の生産能力への負担が軽減していることを示した。
サービス業と製造業を合わせた総合PMIは49.1から53.1に上昇した。
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