- 2024/11/07 掲載
NY株最高値、1500ドル高=トランプ氏政策を好感
【ニューヨーク時事】6日のニューヨーク株式相場は、米大統領選で当選確実となった共和党のトランプ前大統領の政策が好感されて幅広い銘柄で買いが膨らみ、急伸した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比1508.05ドル高の4万3729.93ドルと、史上最高値を更新して終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数も544.30ポイント高の1万8983.47で引け、最高値を塗り替えた。
実業家イーロン・マスク氏率いる電気自動車(EV)大手テスラは15%高と急伸し、相場をけん引。トランプ氏がマスク氏を政権要職で起用する意向であることが買い材料となった。規制緩和への期待から、ゴールドマン・サックスを含む金融株も積極的に買われた。ダウ平均を大きく押し上げ、上げ幅は今年最大を記録した。
今後の相場を巡っては、トランプ氏が目指す大型減税の恒久化などの政策が景気浮揚につながるとの見方がある中で、一段高を期待する声が多い。一方、輸入品への一律10~20%の追加関税導入がインフレ再燃を招くとの懸念もくすぶっており、「相場の重荷になる」(市場関係者)との警戒感もある。
【時事通信社】 〔写真説明〕米ニューヨーク証券取引所(AFP時事)
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