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- 2026/06/20 掲載
【Webマーケター震撼】グーグル検索の68%が「ゼロクリック」で終了、AIで検索が変化
AI OverviewsやAI Modeの影響により検索が「AI完結型」に
AI Overviewsにより68%がゼロクリックで検索終了
デジタルマーケティング調査機関SparkToroとウェブ分析企業Similarwebのモバイルおよびデスクトップにおけるクリックストリームデータを共同分析した最新の調査結果によると、2026年1月から4月の期間において、米国でのGoogle検索の68.01%が外部のウェブサイトへのクリックを伴わずに終了した。2016年の同調査においてゼロクリック率は45%、2019年は49%、2024年は60.45%であった。直近2年間で約7.5ポイントの上昇となり、過去10年間で最も急激な加速を記録した。この構造変化の要因は、検索結果の上部でAIが直接回答を生成する「AI Overviews」やAIと対話型で検索を進める「AI Mode」など、検索結果ページ内で完結するUI機能の拡充にある。調査データは、AI Overviewsが表示された検索において外部サイトへのクリックスルー率が約60%低下することを示した。検索結果ページ内でユーザーの行動が完結するケースが急増した結果、1000回の検索から外部のオープンウェブに到達するトラフィックは276回まで減少した。
また同期間に「AI Mode」に移行した検索は、全体のわずか0.34%に過ぎず、現時点では「AI mode」はオープンウェブ流入減少の直接的な原因には至っていない。一方でGoogleが2026年のI/Oで発表したところによると、AI Modeの月間アクティブユーザー数はすでに10億人を突破しており、クエリ(検索)の量も四半期ごとに倍増しているため、今後検索がAIのチャットに移行していく可能性もある。
Googleはこのゼロクリックに関する指摘に対し、検索エンジンが外部のパブリッシャーや企業へ引き続き価値あるトラフィックを送出していると反論している。また、Googleの検索部門幹部はWebサイト制作者に対し、過度なAI対策として、情報を細切れにするなどをせず、従来通りの包括的な情報提供を続けるよう推奨している。一方で、Googleの広告収益や株価は堅調に推移しており、検索結果ページ内にユーザーを留める現在のプロダクト方針が変更される兆候は今のところ確認されていない。
しかしながら検索エンジンをオープンウェブへの玄関口とするトラフィック送出モデルは縮小しつつある。サイトへのアクセス流入に依存してきたメディアやB2B企業は、デジタルエコシステムにおける戦略の再設計に直面した。検索順位の獲得による単純なページビューの追求から、AIの回答ソースとして引用されるための権威性構築や、自社プラットフォームへ直接顧客を誘導する施策へと各社は移行を進めている。
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