- 2024/12/20 掲載
米アマゾン、従業員の腰痛や負傷の再発防止で労働当局と和解
OSHAによると、アマゾンは配送などの全ての拠点の仕事場で高さを調節可能にし、人間工学に基づいたマット、ハーネスを導入し、従業員のローテーションでも対策を講じる。これらの対策により、従業員らが特定した危険な部分を見直し、是正に向けたプロセスを確立するとしている。
OSHAによると、一部の施設ではすでに一定の対策が実施されている。
アマゾンにはコメントを求めたものの、すぐには返答がなかった。
OSHAのダグラス・パーカー局長は声明で、今回の和解は数十万人のアマゾン従業員に影響を与えるだろうとして「ボールは会社側にある。OSHAはアマゾンの人間工学チームと協力して進捗状況を評価し、OSHAに対する約束が実施されているのかを検証する用意がある」と言及した。
アマゾンに対してはこれとは別に、米国の倉庫での負傷率や従業員の安全上の危険性を不正に隠していた疑いがあるとしてニューヨークの連邦地検が調査している。OSHAによると、今回の和解による調査への影響はない。
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