- 2026/08/19 11:35 掲載
オープンAI、ChatGPTを10代向けに再設計──学習支援と安全対策を強化
特徴の1つが学習支援だ。「Study Mode」では、すぐに正解を提示するだけではなく、質問やヒントを出しながら段階的に問題を解くよう促す。さらに、利用者が課題を近道して済ませようとしている兆候を認識すると、Study Modeを使った学習へ案内する「責任ある宿題リマインダー」を導入する。クイズや学習内容の視覚化に加え、Study Modeが初期設定で有効になる時間帯を指定する「Study Hours」も用意した。
安全面では、自傷や暴力、摂食障害、危険な行為、露骨な性的表現、生々しいコンテンツなどを対象に、年齢に応じた保護機能を強化。ChatGPTが恋愛的な表現を使ったり、利用者の感情的な依存を促したり、自身に感情や意識があるかのように示唆したりしないよう振る舞いを制限する。長時間利用した場合には休憩を促し、ChatGPTがAIであることを再認識させる案内も表示する。
保護者向けの機能も拡充する。アカウントを連携した保護者は、ChatGPTを利用できない時間帯を設定する「Quiet Hours」や一部設定の管理、高リスクと判断された限定的な場面での安全通知を利用できる。摂食障害に関する通知も追加する。一方、保護者がティーンの会話を読んだり監視したりすることはできない。
オープンAIはこれまでにも、ペアレンタルコントロールや18歳未満向けのModel Spec、利用者の年齢を推定する仕組みなどを順次導入してきた。ChatGPT for Teensは、それらを土台に、学習支援と年齢に応じた保護機能を組み合わせたティーン向けの利用体験として発展させたものだ。
ChatGPTが一般公開されたのは2022年11月30日で、今回のティーン向け専用体験の登場までは約3年9カ月を要した。米AP通信も、若者によるAIへの感情的依存や安全策の実効性を巡り、専門家の懸念が残っていると報じた。オープンAIは今後もティーン向けの評価結果を公開しながら、機能や安全対策を改善していく方針だ。
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