- 2025/02/20 掲載
紙・板紙出荷量、39年ぶり低水準=2000万トン割れ、紙離れ加速―昨年
日本製紙連合会は20日、昨年の国内向け紙・板紙の出荷量が前年比2.9%減の1991万トンだったと発表した。夕刊廃止が相次ぐ新聞用紙に加え、オフィスのペーパーレス化が進む印刷・情報用紙を中心に需要が低迷した。減少は3年連続で、1985年の1952万トン以来39年ぶりに2000万トンを割り込んだ。
国内出荷量は2000年の3053万トンをピークに、08年までは3000万トン前後で推移した。しかし、リーマン・ショック後の09年以降、需要は減退。人口減少を背景に、新聞用や印刷・情報用は減り続けている。インターネット通販の普及で好調だった段ボールなどの板紙も、コロナ禍の巣ごもり消費が一段落し、需要落ち込みに歯止めがかかっていない。
【時事通信社】
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