- 2025/05/02 掲載
備蓄米、29%出荷完了=農水省、供給拡大要請―JA全農
全国農業協同組合連合会(JA全農)は2日、3月に落札した政府備蓄米計19万9270トンのうち、29%に当たる5万6903トンの出荷を5月1日時点で終えたと発表した。農林水産省は2日、備蓄米がスーパーなどの小売業者に届くまでに時間を要していることを受け、JA全農に前倒しで供給を拡大することなどを要請した。
JA全農によると、3、4月は卸売業者の依頼を受けて5万5112トンを出荷した。コメの流通は、JA全農などの集荷業者から、精米や袋詰めを行う卸売業者を通じてスーパーなどに出荷されるのが一般的だ。備蓄米が店頭に出回っていないとの指摘に対し、JA全農は「速やかな受け渡しに努めている」ものの、「販売先から発注を受けないと出荷ができない」と説明している。
【時事通信社】 〔写真説明〕倉庫内に積み上げられた政府の備蓄米=2月18日、埼玉県内
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