- 2025/05/02 掲載
香港GDP、第1四半期は前年比+3.1% 米関税が下振れリスクに
ロイターがまとめた市場予想の2.1%増を上回った。
昨年第4・四半期は2.5%増、第3・四半期は1.9%増、第2・四半期は3.0%増、第1・四半期は2.8%増だった。
政府は第1・四半期のGDPについて、外需が財輸出に寄与し、サービス業が観光客増加の恩恵を受けたと述べた。
総投資支出も増加したが、個人消費支出は減少。香港市民が支出を抑制し、香港ドル高を利用して本土で買い物をしたことが背景。
政府報道官は「米国による輸入関税の大幅引き上げにより、世界的な貿易摩擦が4月上旬に突然エスカレートしたため、世界経済を取り巻く下振れリスクが目に見えて高まっている」と指摘。
「極めて高いレベルの貿易政策の不確実性は、国際貿易の流れや投資マインドを抑制し、香港経済の短期的な見通しに影を落とす」と述べた。特に本土経済の成長が香港経済を下支えするとの見方も示した。
第1・四半期のGDPは季節調整済み前期比では2.0%増。個人消費支出は1.2%減。財輸出は8.7%増、財輸入は7.4%増だった。
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