- 2025/05/08 掲載
JFE、今期18.4%の減益予想 米関税「最大のリスク」
[東京 8日 ロイター] - JFEホールディングスは8日、2026年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前年比18.4%減の750億円になる見通しと発表した。IBESがまとめたアナリスト11人の予想平均1540億円を下回った。
鉄鋼事業では、国内の製造業や建設業向けの需要増が見込めないという。また、北米向けの輸出割合が相対的に高い自動車、建機分野で米国の関税措置が「最大のリスク」になっているとした。
海外でも、中国の内需低迷と鋼材の供給過剰・輸出増が依然、アジア圏などでの需給や市況の押し下げにつながっていると説明した。26年3月期のJFEスチール単独の粗鋼生産量は、前年を100万トン程度下回る2100万トン程度とする計画。
年間配当予想は80円(前年は100円)とした。
25年3月期の連結純利益は前年比53.5%減の918億円だった。
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