• 2026/06/08 掲載

オープンAI、チャット型からAIエージェントに転換を狙う「スーパーアプリ」を推進

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米オープンAIが、対話型AI「ChatGPT」とコーディング支援AI「Codex」を統合し、自律的なタスク実行を可能にする「スーパーアプリ」への大規模な刷新を進めていることが明らかになった。4月から6月にかけて複数のメディアが報じた内容によると、企業向けサービスの強化により収益性を高め、新規株式公開(IPO)に向けた事業基盤の確立を図る狙いがある。
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(画像:本文をもとに生成AIで作成)
 英フィナンシャルタイムズなどの報道によると、米オープンAIは数週間以内に「ChatGPT」のインターフェースを刷新し、従来の対話主体の仕様から、コーディングツールや画像生成、豪キャンバやオランダのブッキングドットコムなどの外部企業が構築したアプリと連携する統合型プラットフォームへ移行する方針を打ち出した。


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【図版付き記事はこちら】
オープンAIは複数の業務ステップを自律的にこなすAIエージェントへの転換を明確にしている
(図版:本文をもとに生成AIで作成)

 同社従業員からチャット機能の時代は終わったとの発言が出ているろおり、単純な質問応答から、ユーザーに代わり複数の業務ステップを自律的にこなすAIエージェントへの転換を明確にしている。この方針転換はすでに具体的な組織再編や製品アップデートとして実行されている。

 同社は5月16日に「ChatGPT」と「Codex」、開発者向けAPIの3部門を統合し、共同創業者の統括下に置いた。また、基盤となる「Codex」には新たな自動化ツールが追加され、米スラックや米グーグルが提供するアプリなどデスクトップ上の複数アプリケーションを横断して自律的にタスクを処理する機能が実装されたことも明らかになっている。同製品の開発責任者は、これがスーパーアプリ構築に向けた第一段階であると明言している。

 一連の大規模な刷新の背景には、巨額のインフラ維持コストへの対応と、収益源である企業向けビジネスへのシフトがある。現在、同社の収益の約40%を企業向け契約が占めている。同社は年内のIPOに向けた準備を進めており、先行して企業向け市場でシェアを拡大する競合の米アンソロピックに対抗する。高単価なエンタープライズ製品へのリソース集中を急いでいる。一方で、自律型エージェントの普及に伴うセキュリティリスクへの対策として、外部ネットワークへの通信を遮断しデータ流出を防ぐ新機能も展開している。

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