- 2026/06/08 掲載
オープンAI、チャット型からAIエージェントに転換を狙う「スーパーアプリ」を推進
同社従業員からチャット機能の時代は終わったとの発言が出ているろおり、単純な質問応答から、ユーザーに代わり複数の業務ステップを自律的にこなすAIエージェントへの転換を明確にしている。この方針転換はすでに具体的な組織再編や製品アップデートとして実行されている。
同社は5月16日に「ChatGPT」と「Codex」、開発者向けAPIの3部門を統合し、共同創業者の統括下に置いた。また、基盤となる「Codex」には新たな自動化ツールが追加され、米スラックや米グーグルが提供するアプリなどデスクトップ上の複数アプリケーションを横断して自律的にタスクを処理する機能が実装されたことも明らかになっている。同製品の開発責任者は、これがスーパーアプリ構築に向けた第一段階であると明言している。
一連の大規模な刷新の背景には、巨額のインフラ維持コストへの対応と、収益源である企業向けビジネスへのシフトがある。現在、同社の収益の約40%を企業向け契約が占めている。同社は年内のIPOに向けた準備を進めており、先行して企業向け市場でシェアを拡大する競合の米アンソロピックに対抗する。高単価なエンタープライズ製品へのリソース集中を急いでいる。一方で、自律型エージェントの普及に伴うセキュリティリスクへの対策として、外部ネットワークへの通信を遮断しデータ流出を防ぐ新機能も展開している。
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