• 2025/05/20 掲載

英中銀、四半期ごとの利下げ「速すぎる」 とピル委員 インフレを懸念

ロイター

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[ロンドン 20日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のチーフエコノミストであるピル金融政策委員は20日、インフレ見通しを考えると四半期ごとの利下げは速すぎると指摘。今月の金融政策委員会で据え置きを主張したのは、緩和の「スキップ」という意味合いだと説明した。

英中銀は8日、政策金利を0.25%引き下げた。利下げは2会合ぶり。

ピル氏は講演で、「5月の自分の投票行動は、金融政策引き締めの継続的解消プロセスの停止でなく、プロセスの『スキップ』ということだ」と述べ、金融緩和の停止あるいは転換を志向すると見なすべきでないとした。

2024年半ば以降の四半期ごとの利下げペースは「速すぎる」と述べた。

同氏は、金利は引き続き低下傾向にあり、ディスインフレの基調的なプロセスは健在だが、物価圧力の根強さを示す指標が依然として懸念材料であり、他の金融政策委員も同様の懸念を抱いていると述べた。

「ディスインフレの目標達成まで、引き続き一定の引き締めを維持する必要があるだろう。私の見解では、これは金融政策委員会の幅広い層が共有している見解だ」と述べた。

英中銀が最近、四半期経済見通しでシナリオを用いたことについては、インフレ見通しが中心的な予想を逸脱するという自身の懸念を一部示すのに役立つとして有用だと述べた。

ベイリー中銀総裁は、インフレが再燃しても価格決定行動に長期的な影響を及ぼすことはないとの見方を示しているが、ピル氏は経済や労働市場の構造が変化する可能性を懸念する。「近年、インフレ率が長期にわたり目標を上回ったことを経験しており、価格・賃金決定行動の構造変化がインフレ的な影響をもたらすことを懸念している」と述べた。

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