- 2025/05/28 掲載
NY市場サマリー(27日)株大幅反発、ドル上昇・利回り低下
<債券> 利回りが低下した。日本の財務省が国債発行を減らす可能性があるとの見方から、世界的な政府債務増を巡る懸念が一部和らいだ。 超長期債利回りの歴史的上昇を受け、財務省が2025年度国債発行計画の年限構成を近く再検討することが複数の関係筋から明らかになった。投資家の需要減衰が想定以上なら超長期債の減額も視野に入れるという。長期債発行が見直されるとの見方から、日本の国債利回りは大幅に低下。影響は市場全体に波及し、円安と米債利回り低下が進んだ。 指標となる10年国債利回りは、約8bp低下の4.429%。 2年債利回りは2bp低下の3.965%。 30年国債利回りは約10bp低下の4.935%。
<株式> 主要株価3指数が大幅反発。トランプ大統領が欧州連合(EU)に対する高関税の発動期限延期を表明したことで、リスク選好度が高まった。米CB消費者信頼感指数が改善に転じたことも追い風となった。 ダウ工業株30種は740ドル値上がり。ナスダック総合とS&P総合500種はともに2%超上昇した。 マグニフィセントセブン(超大型ハイテク7銘柄)など人工知能(AI)関連株が堅調で、ハイテク株中心のナスダックが指数の上げを主導した。 航空株や、超大型ハイテク株を中心に構成するニューヨーク証券取引所のFANG+インデックスがアウトパフォームした。 半導体大手エヌビディアの決算発表を翌日に控え、フィラデルフィア半導体指数の上げも目立った。エヌビディアの四半期決算は売上高が前年同期比66.2%増、1株利益が43.5%増と予想されている。
<金先物> 米国と欧州連合(EU)の貿易摩擦激化への警戒感が和らぐ中、安全資産としての金需要が後退し、反落した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は、前営業日(23日)比65.40ドル(1.94%)安の1オンス=3300.40ドル。
<米原油先物> 石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟産油国で構成する 「OPECプラス」の追加増産観測などを背景に需給緩和懸念が強まり、反落した。米国産標準油種WTIの中心限月7月物は前週末清算値(終値に相当)比0.64ドル(1.04%)安の1バレル=60.89ドルだった。8月物は0.60ドル安の60.33ド ル。
ドル/円 NY終値 144.32/144.
34
始値 144.14
高値 144.45
安値 143.88
ユーロ/ドル NY終値 1.1328/1.13
30
始値 1.1343
高値 1.1375
安値 1.1324
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 96*28.5 4.9500
0 %
前営業日終値 95*18.5 5.0370
0 %
10年債(指標銘柄) 17時05分 98*14.0 4.4456
0 %
前営業日終値 97*29.5 4.5110
0 %
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*09.5 4.0333
0 %
前営業日終値 99*03.5 4.0760
0 %
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*18.6 3.9765
3 %
前営業日終値 99*18.0 3.9870
0 %
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 42343.65 +740.58 +1.78
前営業日終値 41603.07
ナスダック総合 19199.16 +461.96 +2.47
前営業日終値 18737.21
S&P総合500種 5921.54 +118.72 +2.05
前営業日終値 5802.82
COMEX金 6月限 3300.4 ‐65.4
前営業日終値 3365.8
COMEX銀 7月限 3331.1 ‐29.8
前営業日終値 3360.9
北海ブレント 7月限 64.09 ‐0.65
前営業日終値 64.74
米WTI先物 7月限 60.89 ‐0.64
前営業日終値 61.53
CRB商品指数 294.7510 ‐1.9091
前営業日終値 296.6601
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