- 2025/05/28 掲載
米セールスフォース、インフォマティカを買収 AIデータツール強化
同社は昨年、買収条件で合意に至らず、インフォマティカとの交渉を打ち切っていた。
関係者によると、プライベートエクイティ(PE)企業を含む複数の買い手候補がインフォマティカに同時に接触した今年4月上旬に交渉が再び活発化した。
セールスフォースにとってインフォマティカの買収は、2021年にビジネス対話アプリを手がけるスラック・テクノロジーズを約280億ドルで買収して以来最大の取引となる。
AI搭載製品を強化する中、データ管理ツールの拡充につながるほか、ビジネスデータの管理・利用方法をより厳格に管理できるようになる。
セールスフォースは、人間の代わりに複雑なタスクを独立してこなすAIエージェントを、採用やカスタマーサービス向けに企業に提供してきた。
買収額は1株当たり25ドル。交渉再開のニュースが流れる前日の5月22日の終値に約30%のプレミアムを上乗せした水準となる。
買収資金は現金と借り入れで賄い、2月から始まる来年度初めに取引を完了する見通し。買収後2年目から営業利益率の上昇を見込んでいる。
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