• 2025/06/24 掲載

日産社長「痛み伴うがやる」=経営再建へ決意、株主からは批判

時事通信社

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日産自動車は24日、横浜市の本社で定時株主総会を開いた。イバン・エスピノーサ社長は同社が検討する国内外の7工場閉鎖や2万人の削減について「痛みを伴うがやらなければならない。日産をあるべき姿に戻す」と経営再建へ決意を表明した。同氏を含む12人の取締役選任案など会社側が提出した2議案はいずれも承認されたが、株主からは業績不振の責任を問う厳しい声が相次いだ。

株主総会には例年より多い1071人が出席。2025年3月期に6708億円の巨額赤字に陥った業績不振の原因や再建策などを巡り、3時間超にわたり激しい質疑が続いた。

日産は新モデルの開発の遅れに加え、米国や中国での販売不振で苦戦。昨年12月にホンダとの経営統合に向けた協議を始めたが、今年2月に破談となり、当時の内田誠社長が3月末に退任した。

株主からは今回の総会で取締役も退く内田氏に直接説明を求める声も上がったが、内田氏は応じなかった。木村康社外取締役は統合協議について「両社のブランドを生かしながらグローバル競争に打ち勝つためだったが、その見通しを持つことができないと判断した」と説明。エスピノーサ氏はホンダとの「戦略的協業は継続する」と述べ、電気自動車(EV)開発などでの協力を引き続き模索する考えを示した。

日産は経営再建のため神奈川県内にある2工場の閉鎖を検討し、国内では18年ぶりの希望退職を7月から募集する。エスピノーサ氏は総会で2工場について「現時点で決まったことはない」と述べるにとどめた。神奈川県三浦市に住む60代の男性株主は総会後、取材に「経営再建への具体策が見えない。ホンダの子会社になった方がよかった」と不満を漏らした。

【時事通信社】 〔写真説明〕日産自動車本社の近くで定時株主総会の案内板を掲げる関係者=24日午前、横浜市

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