- 2025/07/01 掲載
米国株式市場=S&P・ナスダック最高値更新、貿易交渉や利下げに期待感
[ニューヨーク 30日 ロイター] - 米国株式市場は続伸し、S&P総合500種とナスダック総合が最高値を更新して取引を終えた。貿易交渉や利下げへの期待感を背景に、両指数とも四半期では2桁台の上昇率を記録し、1年超ぶりの大きさとなった。
S&P500は第2・四半期に10.57%、ナスダックは17.75%、ダウ工業株30種は4.98%、それぞれ上昇。小型株のラッセル2000指数は8.28%上昇した。ただ、米貿易政策を巡る不透明感から、主要3指数の上半期の上昇率は2022年以来の低さとなった。
足元は貿易を巡る英国や中国との合意を受けて全面的な貿易戦争は最小限に抑えられるとの楽観的な見方が広がり、相互関税の上乗せ分の猶予期限となっている7月9日までにさらなる合意がまとまるとの期待が高まっている。
ウエストチェスター・キャピタルのロイ・ベーレン共同社長は「アニマルスピリッツが発揮されているようだ」としたほか、四半期末は「お化粧買い」で株価が上昇するのは珍しくないと指摘した。
カナダ財務省は29日、米テクノロジー企業を対象に30日から導入予定だったデジタルサービス税(DST)について、米国との貿易交渉を進めるために撤回したと発表した。
ただ、ベセント米財務長官は30日、貿易を巡る各国・地域との協議について、誠意を持って米国と交渉している場合でも、7月9日に大幅な関税引き上げに直面する可能性があると警告した。同時に、関税交渉延長の可能性についてはトランプ大統領次第だとした。
一方、米上院共和党は29日、トランプ大統領が掲げる包括的な税制・歳出法案の審議を進めた。トランプ氏は7月4日の独立記念日の祝日までに法案を成立させたい意向。
この日はS&P500の主要11セクターのうち9セクターが上昇した。
米銀大手が好調。米連邦準備理事会(FRB)が前週末に公表した銀行ストレステスト(健全性審査)で、深刻な景気後退に耐えられるとの結果が示された。
米取引所の合算出来高は171億2000万株。直近20営業日の平均は182億3000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 44094 +275 +0.6 44020 44138 43889
.77 .50 3 .66 .69 .16
前営業日終値 43819
.27
ナスダック総合 20369 +96. +0.4 20360 20418 20266
.73 28 8 .15 .31 .36
前営業日終値 20273
.46
S&P総合500種 6204. +31. +0.5 6193. 6215. 6174.
95 88 2 36 08 97
前営業日終値 6173.
07
ダウ輸送株20種 15394 -100 -0.6
.51 .03 5
ダウ公共株15種 1054. +6.9 +0.6
45 5 6
フィラデルフィア半導体 5546. +1.5 +0.0
54 6 3
VIX指数 16.73 +0.4 +2.5
1 1
S&P一般消費財 1753. -15. -0.8
81 28 6
S&P素材 556.0 +0.5 +0.1
9 6 0
S&P工業 1249. +6.2 +0.5
13 7 0
S&P主要消費財 897.1 +4.0 +0.4
0 3 5
S&P金融 871.9 +7.4 +0.8
5 4 6
S&P不動産 260.3 +1.6 +0.6
0 7 4
S&Pエネルギー 648.6 -4.3 -0.6
8 2 6
S&Pヘルスケア 1572. +9.8 +0.6
52 1 3
S&P通信サービス 377.9 +1.2 +0.3
4 9 4
S&P情報技術 4964. +48. +0.9
64 08 8
S&P公益事業 414.7 +1.6 +0.3
9 3 9
NYSE出来高 15.69
億株
シカゴ日経先物9月限 ドル建て 4039 - 45 大阪比
5
シカゴ日経先物9月限 円建て 4029 - 大阪比
5 145
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