• 2025/07/03 掲載

ECBに現行金利維持を提言、将来のインフレリスクに備え=IMF

ロイター

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[シントラ (ポルトガル) 2日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のアルフレッド・カマー欧州局長は2日、欧州中央銀行(ECB)の金融政策について、インフレ見通しが大幅に変化しない限りは現行2.0%の預金金利を維持すべきだと提言した。ポルトガルのシントラで開かれている国際金融会議「ECBフォーラム」で、ロイターに明らかにした。

カマー氏は「ユーロ圏のインフレリスクは両面性がある」としつつ、「現時点でインフレ見通しを大幅に変えるようなショックは見えない」とその理由を説明した。

ECBは2024年6月以降、預金金利を合計2%ポイント引き下げており、6月会合では2.0%とすることを決めた。7月会合では金利据え置きを示唆している。ただ、市場では年末までに1.75%になるとの見方が強い。

IMFが市場と異なる要因の1つは、26年のインフレ率をECBよりも高く予想しているためだ。ECBは、25年第3・四半期(25年7─9月期)から26年末まで、物価上昇率が2%目標を下回ると見込む。26年初めに1.4%まで低下して底打ちすると予測している。

カマー氏は「(IMFとしては)来年のインフレ率を1.9%と予想する。ECBの予測を上回るもので、エネルギー価格の見通しが異なることが一因だ」と指摘した。

ECB政策決定者の多くはインフレリスクが均衡しているとみているが、フィンランド、ベルギー、ポルトガルの各中銀総裁は、インフレ率が過度に低下するリスクを指摘している。

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