• 2025/10/27 掲載

日経平均が初の5万円、国内政策への期待や米株高で上昇に弾み

ロイター

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Noriyuki Hirata

[東京 27日 ロイター] - 27日の東京市場で日経平均は史上最高値を更新し、初めて5万円の大台に乗せた。国内の政策期待が継続する中、前週末の米株高が上昇に弾みをつけた。幅広い銘柄が買われており、ほぼ全面高の商状となっている。

日経平均は5万円に乗せてからも1000円超高に上値を伸ばし、一時5万0342円25銭に上昇した。ドル/円は153円付近で円安基調となっているほか、国内長期金利も上昇している。

市場では「複数の好材料がそろっており、1000円高も意外感はない」(岩井コスモ証券の林卓郎投資情報センター長)との声が聞かれる。

国内メディアによる世論調査では、今月発足した高市内閣の支持率は60―70%台が中心で高い水準が示されており、政策の実行可能性の高まりが意識されている。一方、前週末の米国株式市場は大幅続伸となった。予想を下回るインフレ指標や好調な企業決算を追い風に、主要株価3指数はそろって終値での最高値を更新した。

加えて、米中閣僚級協議で、トランプ大統領が警告していた中国製品に対する100%追加関税は回避され、中国のレアアース輸出規制が1年延期されることになるとも26日に伝わった。

トランプ米大統領はきょう来日し、あすには高市早苗首相との首脳会談を控えている。「前向きな話が示されれば株価は持ち上げられやすい」(大和証券の坪井裕豪チーフストラテジスト)との声が聞かれる。

日経平均は先物に断続的に買いが入り、指数への寄与度の高い銘柄群が上昇をけん引している。アドバンテストとソフトバンクグループ、ファーストリテイリング、東京エレクトロンの4銘柄で日経平均を一時約500円押し上げた。

これまで上昇をけん引してきたハイテク株に加え、出遅れ気味の主力銘柄にも買いが入ってきているとして「全体的な水準訂正になりそうだ」(岩井コスモの林氏)との声がある。東証33業種のすべてが上昇。上昇率上位には精密機器、証券、銀行、その他製品、非鉄金属などが並んでいる。

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