- 2025/07/09 掲載
米フォード、ミシガン州工場製EV電池は税額控除の対象に
[8日 ロイター] - 米自動車大手フォード・モーターは8日、ミシガン州で建設中の電気自動車(EV)用電池工場について、大規模減税・歳出法案が修正されたことで、税額控除の適用を受けられる見通しになったと発表した。
30億ドルを投じるミシガン州工場は中国電池大手・寧徳時代新能源科技(CATL)の技術を使ってEV用電池を生産する予定。現在60%が完成し、1700人を採用して2026年に生産を開始することになっている。
大規模減税・歳出法案は4日に成立したが、下院通過の段階では、一部の中国企業が製造した部品を使ったり、中国企業とのライセンス契約に基づいて生産されたりした電池に対する税額控除の廃止が盛り込まれていた。このためフォードは5月、同工場の電池が税額控除の適用を受けられない恐れがあると表明していた。
フォードは8日の声明で、ミシガン州工場製電池が税額控除の対象となる見通しとなったことは「顧客と米国の競争力にとって勝利だ」と強調した。
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